【海浜幕張】マンション取引価格まとめ(2005年〜2018年)
こんにちは!のっぺり小僧です。
今週は海浜幕張駅最寄りの幕張ベイパークスカイグランドタワーに関連して、
海浜幕張駅周辺の中古マンションや賃貸マンションの相場を調べます。
今日は海浜幕張駅の過去の中古マンション取引価格を調べます。
調べるデータの期間は2005年から2018年の間の取引事例です。
データは国土交通省 土地情報総合システムで公開されているものをお借りしました。
公開されているデータに含まれる項目で分析に使えるものはこちらです。
・最寄り駅
・取引年
・物件価格
・占有面積
・駅徒歩距離(分)
・建築年
階数や方角のデータは含まれていませんので、その影響はデータの中にばらつきとして残っています。
本ブログの目的は皆さまの経済活動に資するべく淡々と情報を可視化することです。
それでは、分析していきましょう!
スポンサーリンク
取引物件数
海浜幕張駅の年度ごとの取引物件数の推移です。
あまり取引件数は多くないようです。
年度ごとのばらつきも比較的大きいようです。
取引物件の占有面積
年度ごとに取引された物件の占有面積の平均値を調べます。
取引物件の面積の平均は概ね80.0平米程度のようです。
面積の大きいお部屋の取引が活発です。
年度別の築年数と取引価格の関係
次に、年度ごとの取引価格の詳細を見ていきましょう。
年度ごとに横軸に築年数を、縦軸に取引価格の平米単価(万円/平米)にとってグラフ化しています。
駅近物件を濃い色でプロットしています。
なお、あんまり年度ごとの平均値からかけ離れている取引は除外しています。
<2006年>
物件価格 = 専有面積 x (64.3 -1.33x築年数)
<2007年>
物件価格 = 専有面積 x (137.3 -11.07x築年数)
取引事例が少なく数例の取引結果に評価が大きく影響されています。
<2008年>
物件価格 = 専有面積 x (55.1 -1.16x築年数)
<2009年>
物件価格 = 専有面積 x (46.7 -0.91x築年数)
<2010年>
物件価格 = 専有面積 x (51.7 -1.14x築年数)
<2011年>
物件価格 = 専有面積 x (40.4 -1.25x築年数)
<2012年>
物件価格 = 専有面積 x (46.9 -0.67x築年数)
<2013年>
物件価格 = 専有面積 x (24.1 0.69x築年数)
価格の低い築浅物件が現れたようで、それに評価が引っ張られています。
(震災の影響と思われます)
<2014年>
物件価格 = 専有面積 x (33.7 0.49x築年数)
価格の低い築浅物件が現れたようで、それに評価が引っ張られています。
(震災の影響と思われます)
<2015年>
物件価格 = 専有面積 x (54.4 -0.65x築年数)
<2016年>
物件価格 = 専有面積 x (44.5 -0.05x築年数)
<2017年>
データが少ないので割愛します。
スポンサーリンク
新築価格の推移
年度ごとの新築マンションの価格推移をみていきます。
ここでいう新築価格とは、さきほど算定したグラフの築0年時の価格としています。
(評価式の切片値です)
厳密には中古マンションの築0年と新築マンションの価格は違うと思いますが、
あくまで中古取引価格から見た新築価格として評価することとしています。
2008年以降の年間推移は-3.5%/年となっています。
震災の影響でやや値段が下がっていますが、その後はどうなるかわかりません。
スポンサーリンク
価格維持率の推移
年度ごとの中古マンションの価格維持率を見ていきましょう。
価格維持率は1年後にマンションの価格がいくらになっているかを評価したものです。
価格維持率が1.00であれば1年後も値段が一切変わらず、0.98であれば1年後には2%安くなっている計算です。
さきほど算定した評価式の、傾きをa、切片値をbとすると以下の式で算定できます。
価格維持率 = 1 + a/b
2008年以降の年間推移は+0.46%/年で、99.3%前後で推移しています。
なお、2006年,2007年,2011年,2017年のデータは物件数が少ないため算定から除外しています。
それでも、取引物件が少ないこと、震災の影響を受けていることから
評価結果は安定しません。
やや特殊な地域と言えるでしょう。
今回は海浜幕張駅の2005年以降の中古マンション価格を調査しました。
それではこのへんで!
本ブログはデータから見える傾向を共有することを目的としています。
ブログ内容の利用は各自の責任で行ってください。
スポンサーリンク